【実践編】 介助作業のための体の効果的な使い方… その3

【実践編】 介助作業のための体の効果的な使い方… その3

【実践編】 介助作業のための体の効果的な使い方… その3
監修・TEXT=國方 晴彦 氏/撮影協力=後藤 優一 氏(ランニングコーディネーター)

前回ご紹介した「相手を“イスから立たせる”時の効果的な方法」に続いて、今回は「“イスに座らせる”際の効果的な体の使い方」をご紹介します。

介助する方をイスから立たせるときと同様に、イスに座らせる場面でも、相手に不快感を与えずに安全に座らせることは難しく、無理な体勢で座らせようとすると体に負担がかかり、体を痛めかねない上に作業自体がストレスになってくるでしょう。
 
相手をイスから立たせる場合の方法と合わせて、イスに座らせる際の効果的な体の使い方もマスターしていただければと思います。

体全体を使ってイスに上手に座らせる

介助する側もされる側にも、この動作で行うことによって腕や腰だけに余計な負担を与えることなく、効率よくイスに座らせることができます。

  1. 自分の頭を相手の右脇に差し入れた状態で、相手の左脇に右腕を入れて、肘を90度に曲げます。
  2. 左手の甲を相手の下腹部に当てます(手の甲側を当てることで、相手への不快感を少なくすることができます)。
  3. 無理に相手を座らせようとせずに、相手のおなかに当てた左腕を軸にして相手の体をたたむようにしてそのまま自分がしゃがめば、相手を自然と座らせることができます。

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ダイアゴナルバック

四つん這いの体勢で腕と脚を片側ずつ曲げ伸ばしすることにより、あえてバランスが不安定な状態を作り、腹筋・背筋などの体幹部の強化を行うことができます。

  1. 肩の真下に手を、腰骨の真下に膝をつくように(四つ足のテーブルをイメージします)四つん這いになります。
  2. 右腕と左脚を伸ばします。
  3. 伸ばした肘とひざを曲げて近づけていき(床につけないまま)、また②の位置まで伸ばします。

②~③を10回ほど繰り返したら、反対側も同様に行います。
 
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