【実践編】 介助作業のための体の効果的な使い方… その4

【実践編】 介助作業のための体の効果的な使い方… その4

【実践編】 介助作業のための体の効果的な使い方… その4
監修・TEXT=國方 晴彦 氏/撮影協力=後藤 優一 氏(ランニングコーディネーター)

前2回にわたり、介助する方に不快感を与えずにイスから立たせる・座らせる場合の体の効果的な使い方について紹介してきました。

今回は介助する方が座っていない、おそらく最も大変な介助作業のひとつでもある「寝ている相手の上体を起こす」ための体の効果的な使い方について紹介します。
これまでと比べると、少しだけ難易度の高い上級編のような動きになりますが、またぐ手間を省いて、片手で相手を起き上がらせることができます。
 
併せて、紹介する「キャットバック」というエクササイズを行うことによって、腰痛になりづらい体づくりを進めていただければと思います。

寝ている相手の上体を起こす

今回ご紹介するコツをマスターすれば、相手を抱え込むなど余計な筋力を使うことなく動作を行えます。

  1. 相手の体の近くに片膝をつき、左手の甲が相手の首の下(肩の下あたり)に触れるように差し入れます。
  2. 右手を斜め上に伸ばします。
  3. 自分がやじろべえになったようなつもりで、「いち、にの、さん」で反動をつけるように右手を下げて、左腕だけではなく体全体を使って相手を起き上がらせます。

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キャットバック

骨盤まわりをストレッチさせて体幹部の動きを作ります。

  1. 四つ足のテーブルをイメージして、手は肩幅で肩の真下、脚は腰幅で腰骨の真下に膝をつきます。
  2. 腹筋側を縮めることを意識しながら、背骨を1個ずつ下から動かすように背中を丸めるように骨盤を後ろに傾けていきます。
  3. 背中を丸められたら、背筋側を縮めることを意識しながら、背骨を1個ずつ上から動かすように骨盤を前に傾けていきます。

②~③を5往復程繰り返します。
 
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