【実践編】 介助作業のための体の効果的な使い方… その6

【実践編】 介助作業のための体の効果的な使い方… その6

【実践編】 介助作業のための体の効果的な使い方… その6
監修・TEXT=國方 晴彦 氏/撮影協力=後藤 優一 氏(ランニングコーディネーター)

これまで5回にわたって座った状態など相手の体が静止して固定されている状態での効果的な体の使い方をご紹介させていただきました。

最終回となる今回は、相手と同調してうまく歩かせる体の効果的な使い方をご紹介します。
 
介助する側は、安全な手すりになったようなつもりで相手をサポートします。そうすることにより、介助する側がラクな状況で、なおかつ相手もラクに歩けるという状況を導きだします。
 
併せてご紹介する「肩甲骨の自己調整体操」を日ごろから行って背筋をのばして、肩だけに力が入らないように、体全体をうまく使えるような準備をしておきましょう。

介添え歩き

介助する側もされる側もラクに歩ける方法を身につけましょう。

  1. 自分の右腕を相手の左脇に差し入れます。
  2. 右肘を曲げ、肩が上がらないようにするために右手の親指は下に向けます。
  3. 左手で相手の右腕をつかみ、相手が安定するように体を近づけます。
  4. 相手と呼吸を合わせて、そのまま一緒に移動します。

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肩甲骨の自己調整体操

肩甲骨を大きく動かすことで、肩の力が抜けるようなリラックス効果もあります。

  1. 脚を肩幅に開いて、手のひらが床のほうに向くように胸の高さに前へならえの姿勢をとります。
  2. 腕を胸の高さに保ったまま、肩甲骨を寄せるように肘を90°曲げます。
  3. 肩甲骨を寄せたまま両腕を広げます。
  4. 手の平が天井の方を向くように手首を返します。
  5. そのまま手の甲が脚に近づくように気をつけの姿勢をとります。
  6. 鼻から息を吸って口から息を吐くように深呼吸をします。

①~⑥を3~5回行います。
 
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今回をもって、「介助作業のための体の効果的な使い方」は終了となります。
これまでご紹介させていただいた体の使い方を一つだけでもマスターして、介助作業をできるだけラクで効率的なものにしていきましょう。