【特別編】トレーナーの視点から見たエコノミー症候群予防とリラックスのためのストレッチ…その1

【特別編】トレーナーの視点から見たエコノミー症候群予防とリラックスのためのストレッチ…その1

【特別編】トレーナーの視点から見たエコノミー症候群予防とリラックスのためのストレッチ…その1
監修・TEXT=國方 晴彦 氏

3月11日に発生しました東北地方太平洋沖地震におきまして、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。

被災地では、今も多くの方々が避難所ですごしながら助け合って生活をすることを余儀なくされています。
 
みなさんのペースがままならない状態ではありますが、そんな避難所での生活の中で心配されるのが“エコノミー症候群(急性肺動脈血栓塞栓症)”等の疾患です。
 
エコノミー症候群は、飛行機のエコノミークラスの座席に長時間座りっぱなしの状態で下肢が圧迫されて、血流が悪くなることで下肢の静脈に血栓ができて、飛行機が着陸して座席から立ち上がった際に、その血栓が肺に移動して肺梗塞を起こすことがその名前の由来とされています。
 
つまり、避難所等でも長い時間座ったままで脚を動かさないと、下半身の血流が悪くなり、エコノミー症候群のような症状が出る可能性がないとも言えません。
 
トレーナーとしては、震災で大変な状況であっても、ご自身のできる範囲での身体のケアだけでも行うことで、日々の生活が少しでもラクになってほしいという願いがあります。今回から全3回に分けて、疲れを感じやすい脚を中心に簡単に行えるセルフストレッチをご紹介させていただきます。お仕事柄、座りっぱなしの姿勢が続く方もぜひ参考にしていただければ幸いです。

ももの後ろとふくらはぎのストレッチ

  1. 脚を伸ばして床に座ります。
  2. 膝を曲げ方膝を立てて、つま先を立てた状態で両手で足をつかみます。
  3. ゆっくりと息を吐きながら、無理のない範囲で膝を伸ばしていき、ももの後ろとふくらはぎの後ろが伸びていると感じるところで静止します。
  4. 呼吸をゆっくりと行いながら、ご自身が気持ちがいいと感じるぐらいの秒数を数えます。

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背中のストレッチ

  1. 上記のももの後ろとふくらはぎのストレッチの④の姿勢から外側の手を脚の横について、もう片方の手で足の外側をつかみます。
  2. そのまま、背中に伸び感を感じるように、ゆっくりと息をはきながら足を遠くに押し出しながら、外側にスライドさせます。
  3. 呼吸をゆっくりと行いながら、ご自身が気持ちがいいと感じるぐらいの秒数を数えます。

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ももの後ろとふくらはぎのストレッチの①~④、背中のストレッチの①~③を続けて反対側も同様に行うと、一連の流れとしてスムーズに行えます。