介護ストレスの傾向と対策…その2 【運動でストレスに強くなる!】

介護ストレスの傾向と対策…その2 【運動でストレスに強くなる!】

介護ストレスの傾向と対策…その2 【運動でストレスに強くなる!】
監修・TEXT=樋渡 旭 氏

前回は、腰痛とストレスの関係についてでした。
今回は効果的なストレス発散の方法についてお伝えします。

ストレス発散には運動が効果的ということは、よく言われています。
そして、ストレスを運動で発散しよう!という方も多いと思います。
 
しかし最近では、運動はストレスを発散するだけでなく、日常的な運動はストレスに対する“耐性を強くする”と言われています。
どういうことかといいますと、運動の習慣をつけることで、ストレスを“感じにくくする”ことができるということです。
 
つまり、日々、介護ストレスに悩んでいる方にとっては、ストレス発散のために運動するというよりも、ストレスに“強くなるために”運動するという考え方が大切になってきます。
 
現在、運動の習慣がない方は、最初は、ストレスを発散する目的から運動を始めていき、そのまま継続することで、いつの間にかストレスを感じにくくなるというのが理想ですね。
 
3週間ほどの運動ではそれほど効果がないとされていて、6週間以上の運動でストレスへの耐性が強くなると言われています。
では、どんな運動が効果的かをご紹介します。

有酸素運動を行いましょう!

有酸素運動とは、ランニング、ウォーキング、自転車、水泳などです。
有酸素運動の多くが、単調な動作の繰り返しです。この単調な動作を繰り返すことで「脳内麻薬」ともいわれる、エンドルフィンという物質が出ます。そうすることで快感がもたされストレスの緩和に効果的です。
 
有酸素運動の有効性はよく言われることですが、とにかく手軽に行える運動の一つですので、まずは一回30分、週に2回から始めることをオススメします。
楽しみながらやりましょう!
 
ストレスに強くなるためのポイントは、運動を“継続すること”です。まずは、自分が続けられることから始めて、一回の時間を長くするよりも、週間の頻度を多くするようにしていきましょう。
 
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運動をすることで不眠にも効果的

さらに、生活に運動を取り入れることで、副交感神経が働きやすくなります。ストレスを感じている時というのは、交感神経が優位になり、それが続くと不眠にもなってしまいます。
 
運動後は、身体が自然と休もうとするため、副交感神経が働きやすくなり、身体がリラックスするので不眠にも効果があります。
夕食前に運動をして、食事をした後に、お風呂でぬるめのお湯に浸かることで、よりリラックスしやすくなります。
 
寝る時も部屋を真っ暗にすることで、睡眠を促進するために必要な「メラトニン」が出やすくなります。
メラトニンは、少しでも光があると出にくくなると言われているので、遮光のカーテンなどを使うようにしましょう。
寝る直前には、間接照明を使い部屋の明かりを落とし、PCなども使わないようにするのもポイントです。
 
深い睡眠をとることで身体も休まり、疲労も回復します。
日常生活に運動を取り入れて、ストレスに強い身体を作り、深い睡眠で、一日の疲れをリセットするように心がけましょう!
 
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